ホーム > 大型自動車
大型自動車とは? | |
大型自動車第一種免許 | 大型免許は大型トラック、貨物車等を運転することができる運転免許証で、第一種免許の最上位免許となります。 当初は運転経験がなくても大型免許への直接受験が可能でしたが、1967年に法改正が行われ、また2007年に中型免許の新設に伴い、21歳以上で運転経験が3年以上という受験資格が必要になりました。 数回の法改正の要因は事故が多く社会問題になったという背景があります。 大型車両はオーバーハングが大きいために乗用車ではあり得ない、車両前方を路面からはみ出させる運転操作が必要となります。運転免許試験場や指定自動車教習所ではこの操作が必ず要求されることになります。 操舵輪である前輪はトラックでは運転者のほぼ真下、バスでは後方にある。そのため運転者から見たハンドルを切り始めるタイミングは普通自動車に比べ、かなり遅くなります。 |
運転可能な車種 | 大型自動車・中型自動車・普通自動車・小型特殊自動車・原動機付自転車 |
法定最高速度 | 一般道路:60km/h 高速道路の本線車道:100km/h(人を運搬する構造の大型自動車の場合) |
運転可能な車 | 大型トラック・ダンプカー・ミキサーカー・タンクローリーなど 以下に該当する車両 ※荷物の内容によっては危険物取扱の資格などが必要な場合もあります。 |
活躍できる業種 | 物流・運送業、建設・建築業、工事現場など |
車両総重量 | 11,000kg以上 ※1 |
最大積載量 | 6,500kg以上 ※2 |
乗車定員 | 30人以上 |
※1.車両総重量とは
トラック自体の重量に人数や積み荷を足した全体の重量になります。
車両総重量=トラックの車両重量+乗車の定員×55kg/1人+最大積載量
※2.最大積載量とは
そのトラックに積む事ができる最大の荷物の重さになります。
その範囲を超えて運転をした場合は法律違反です。
免許区分としては全長は関係がなく、積載量と車両総重量、定員という基準で区分されます。
大きくて長い荷物は重いとは限りません。あくまでも重量による判断になります。
平成19年6月1日以前に取得された 普通免許は
中型(8トン限定)免許です。
※普通AT限定免許を所持されていた方は中型(AT8トン限定)です。
平成19年6月2日以降に取得された 普通免許は
新普通免許です。
H19年6月2日道交法改正
普通免許 | 中型(8トン限定) | 中型免許 | 大型免許 | |
車両総重量 | 5トン未満 | 8トン未満 | 5トン以上11トン未満 | 11トン以上 |
最大積載量 | 3トン未満 | 5トン未満 | 3トン以上6.5トン未満 | 6.5トン以上 |
乗車定員 | 10人以下 | 10人以下 | 11人以上29人以下 | 30人以上 |
受験資格 | 18歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 | 21歳以上 |
免許期間2年以上 | 免許期間3年以上 |
■豆知識
バスを運転するには大型自動車第二種免許が必要ですが、「回送」の表示がされているバスは大型自動車第一種免許で運転することができます。
自動車学校や、幼稚園等の送迎バスも同様となります。